軽キャンパーは何ナンバー?一番維持費が安いのは?
2024/07/01
こんにちは。広島にあるクラフトマンシップです。弊社ではエブリイワゴンを車中泊仕様にするカスタムを専門に行っており、エブリイワゴンでの車中泊をお考えの方からのご相談を常にお受けしております。
軽キャンパーを購入しようかどうかお悩みの方の中には軽キャンパーの維持費が実際どれくらいなのか気になる方もいらっしゃるかと思います。軽キャンパーはベースが軽自動車のため税金や保険料など、費用面でのメリットがある場合があります。そこで今回は軽キャンパーのナンバーによる維持費の差や気を付けておきたい注意点などをお話させて頂きます。
目次
軽キャンパーには3つのナンバーがある
軽自動車がベースになっている軽キャンパーには3つのナンバーあります。それは「4ナンバー」「5ナンバー」そして「8ナンバー」です。自動車にはその用途や車の大きさによって0番~9番までの「分類番号」と言われる番号が割り振られています。分類番号はナンバープレートの上部に罹れている番号の最初の一桁目にあたります。例えば「横浜 500」であれば5ナンバー(乗用車軽自動車)であると言えます。
・4ナンバー
4ナンバーは「貨物用軽自動車」が使用するナンバーです。乗用車用ではなく貨物用であり「人の移動手段」ではなく「物の輸送」を目的としている自動車です。物の輸送を目的としている4ナンバーの自動車は人が載るスペースよりも貨物用のスペースの方が広い必要があります。
・5ナンバー
5ナンバーは「乗車用軽自動車」が使用するナンバーです。物の輸送を目的とした4ナンバーに比べ、人の移動手段を目的としています。小型自動車のため排気量などに基準があり、それらの基準を超えると5ナンバーではなく3ナンバーでの登録が必要となります。
・8ナンバー
8ナンバーは「小型特殊軽自動車」が使用するナンバーで、「消防車」や「救急車」といった緊急自動車などに与えられます。その他郵便車などの特定事業者やごみ収集車なども8ナンバーです。税金や維持費に優遇のある8ナンバーですが、軽キャンパーをはじめとするキャンピングカーも要件を満たす事で申請し8ナンバーを与えられることができます。
このように軽キャンパーには「4ナンバー」「5ナンバー」「8ナンバー」の3つのナンバーがあります。また軽キャンパーには「1ナンバー」や「3ナンバー」はありません。
軽キャンパーのナンバーは変更可能?
軽キャンパーのナンバーは要件を満たす事で変更することも可能です。例えば税金や維持費の面で優遇のある8ナンバーが必要とする主な構造要件は「特殊設備が運転席以外に存在し、その免責が一定以上であること」「特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の半分を超えること」「積載スペースと乗用スペースの間に適切な隔壁または保護仕切があること」があげられます。軽キャンパーのようなキャンピングカーは車中泊やキャンプをする際に必要となる寝台や調理設備などでこれらの要件を満たす事が可能です。
軽キャンパーのメリット
・費用を抑えてキャンピングカーを購入する事ができる
軽自動車を改造する軽キャンパーにはそのメリットの一つに費用を抑えてキャンピングカーを購入する事ができるという点があげられます。普通自動車では300万以上かかる可能性がありますが、軽キャンパーであれば200万以下からキャンピングカーの購入を検討する事ができます。キャンピングカーが欲しい場合には軽キャンパーを選ぶ事で予算を抑えたり、浮いた予算でより内装を充実させることができます。
・維持費が比較的安い
軽キャンパーは軽自動車を元にしているため、税金面でも普通車に比べて安く抑える事ができます。ただしあくまでキャンピングカーであるため自動車部分以外にもメンテナンスが必要となりその分の維持費がかかる可能性も考えておきましょう。
・比較的小さい
軽キャンパーは軽自動車を元にしているため車体が比較的小さく、置き場所に困りづらい点もメリットです。地域によっては車庫証明も不要であり、もし家が狭くても購入し置いておきやすいです。また実際に使用する際も小柄な軽キャンパーであれば狭い道でも入っていきやすく、小回りが利きやすいです。外装にもよりますが普段使いもしやすいと言えます。
軽キャンパーのデメリット
・パワー不足を感じる事がある
軽キャンパーは軽自動車を元にしており排気量も制限があります。そのため人によってはパワー不足を感じる場合がある点はデメリットです。そのため軽キャンパーを選ぶ際にパワーも欲しいといった場合にはベース車をターボ付きにするなどの工夫をした方が良いかも知れません。
・利用人数が限られる
軽キャンパーはどうしても内装が狭くなりがちで、載せられる人数や同時に寝られる人数が限られてしまう点もデメリットです。ナンバーによって最大乗車人数が決まっており、4、5ナンバーの場合は乗車人数4人が限度です。
まとめ
軽キャンパーのナンバーについてお話してまいりました。軽キャンパーのナンバーとしては「4ナンバー」「5ナンバー」「8ナンバー」があり、それぞれ必要な要件やかかる税金や維持費が違います。税金や維持費が最も優遇されるのは「8ナンバー」ですが、細かな要件があるため人によってはそれらの要件を満たすためのカスタムでかえって多くの費用がかかってしまうかも知れない点は注意が必要です。
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