軽キャンパーは8ナンバーにするとよい！？詳しく解説します♪

こんにちは！広島県を中心に幅広いエリアでエブリイワゴンを軽キャンパー仕様にカスタマイズしているクラフトマンシップです。今回は、税金などがお得になる！と言われている軽キャンパーの【8ナンバー】について詳しく解説していきます。

まず8ナンバーという物自体わからない方が多いと思います。結論、

パトカーや消防車、ゴミ収集車などの特殊用途自動車に使われるナンバープレートです。

そもそも自動車は区分があり乗用自動車なら「3」小型乗用車・軽自動車なら「5」普通貨物車なら「1」など車の用途や種類によってナンバープレートの番号が分類されています。この分類番号の一つが「8ナンバー」であり、特種用途自動車のナンバープレートに使用されています。例えば、警察車（パトカー）・消防車・救急車などの緊急自動車や給水車・郵便車・霊柩車などの特定事業車等がありその中にキャンプや宣伝などの目的で使用するものとしてキャンピング車が分類されています。

軽キャンパーのナンバーはベースの車両が軽自動車であるため5ナンバーであるのが一般的です。しかし、2022年の法改正によりキャンピングカーの8ナンバーへの登録要件が緩和されました。それによって軽キャンパーなど普通のキャンピングカーより小さい車両がベースとなったキャンピングカーも8ナンバーで登録されることが増えました。その背景として、8ナンバーは税金が安くなることがメリットとして挙げられています。

8ナンバー登録を受けたいという声が上がる中、8ナンバーのメリットやデメリットには何があるのでしょうか。大きく分けて２つずつご紹介します。

8ナンバー登録の自動車税が同じ排気量の自家用車より2割程安く設定がされています。自動車税は毎年の4月1日に車の所有者に課せられる税金であり所有年数が長くなるほどランニングコストが高くなっていきます。そのため8ナンバーで登録されていたほうが少しでも安く抑えられるため8ナンバー登録のメリットとして挙げられるでしょう。

自動車税に合わせて自動車重量税も安くなることが2つ目のメリットとして挙げられます。自動車重量税も車検時に支払わなければならないランニングコストであるため少しでも安い8ナンバーで登録をしようとする人が増加しています。しかし、キャンピングカー内にある設備の重量などによって8ナンバー登録の車両のほうが金額が高くなってしまうこともあるので必ずしも8ナンバーが安くなるとは言い切れません。

8ナンバーは一般のナンバーと車検の期間も変わります。8ナンバーの車検期間は初回から2年ごとと定められています。貨物車登録の車両であれば毎年車検を受けなければなりません。それらを8ナンバーにすれば車検回数を減らすことができますが、普通乗用車などの3ナンバーや5ナンバーの車両は初回3年、以後2年ごとであるため8ナンバーにしてしまうと車検期間が短くなってしまいます。

車を所有する場合自賠責保険に加入しなければなりません。8ナンバー登録がされた車両は自家用車登録されている車より高くなってしまいます。また、任意保険では脱税目的で8ナンバーへの登録を防ぐために行われた構造要件の厳格化と同様に各保険会社に対して任意保険の引受審査を厳しくするといった指示が行政から出されたため、8ナンバーでの任意保険の加入が難しくなりました。

８ナンバー登録を受けることによるメリットもありますが、その分デメリットも大きいため８ナンバーで登録をしたほうが良いというのは言い切れません。

キャンピングカーは構造要件を満たせば８ナンバー登録を受けれることがわかりました。そして、法が改定された今では軽キャンパーでも８ナンバー登録が可能となっています。しかし、必ずしも８ナンバーが良いというわけではありません。メリットやデメリットなどをしっかり念頭に置いたうえで登録を受けるか決めたらよいのではないでしょうか。しっかり正しい知識を持つことが大切です。そして、軽キャンパーに関することでお困りごとや悩みがあるときは是非クラフトマンシップまでご相談ください。