広島の軽キャンパーならクラフトマンシップ｜施工の流れ

今回軽キャンパーカスタム施工させて頂いた車両は日産自動車から発売されているエブリイワゴンのOEM車である「クリッパーリオ」です。クリッパーリオは商用モデルであるクリッパーバンの乗用モデルで、クリッパーバンに比べると装備面も充実していてより乗り心地の良いモデルとなっています。エブリイワゴンのOEM車らしく車内は広々としていて積載量が多く、シートを倒してフルフラットにする事も可能です。

今回は標準の仕様と異なる部分があるため、実際にお客様の車両に施工する前にまずは自社の車両で試作を重ねました。例えば車内に取り付ける棚について試作してみたところ木材だけでは長期間運転に耐えられるような安心できる取り付けができませんでした。そこでスチールでフレームを作成する事にし、作成したスチールフレームで補強することで車両にガッチリ固定して取り付けられるよう試行錯誤を行いました。

軽キャンパーカスタムをするにあたり、ルーフやピラーに装備されているトリム（内装材）など軽キャンパーカスタムのために改造が必要となる箇所の内装を全て外していきます。（画像は既に防音断熱材の貼り付けがありますが、実際には内装を外した時点では防音断熱材の貼り付けはありません）

ルーフトリムを外した後、天井部分10mmと5mmの防音断熱材を張り込み施工します。エブリイワゴン（今回はOEM車であるクリッパーリオ）のルーフは防音断熱性が少ないため、そのままでは雨が降ってきた時に雨音が車内に響いて車内の居心地が悪くなってしまいキャンピングカーとしてはいまいちにな仕上がりに。そこで軽キャンパーカスタムの際には必ずルーフ部分に防音断熱材を張り、防音性と断熱性を向上させます。

防音断熱シートの隙間をアルミテープで塞いだ後にはグラスウールの断熱材を張り付け施工していきます。これによってより断熱性が上がるため、夏は暑くなりづらく冬は寒くなりづらい車内環境に繋げる事ができます。こうした防音施工と断熱施工は軽キャンパーで快適な時間を過ごすためにも欠かせない工程です。

防音断熱材と断熱材の施工が完了した後には軽キャンパーカスタムの施工に必要な木材パーツを型材に合わせて切断加工します。（画像は自社の車両にてパーツ調整中の写真です）

加工した木材に表面材（車内の設置箇所に合わせて「メラミン化粧板」「ビニールレザー」「クッションフロア」といった素材を使用します）を貼っていきます。（画像は表面材を張った木材を仮組している様子です）これらの表面材はお客様の趣向に合わせて色や木目を選ぶ事ができますので同じ仕様でもがらりと雰囲気を変えることができ、一人一人に合った理想の軽キャンパーに仕上がります。

表面材を貼り加工した木材を仮合わせし、問題がある箇所や気になる箇所の微調整を細かく丁寧に行っていきます。細部まで丁寧に調整作業を行うことで機能的なだけでなくより綺麗な仕上がりとなります。

仮合わせを通して細部までしっかりと調整を行った後にはそれぞれのパーツの組立と車両への取り付けを行い、機能的で使用感の良い軽キャンパー仕様に仕上げていきます。画像は床材を撤去し、これからべニアを貼るところです。

べニアを貼り、上からクッションフロアを貼っています。（画像は仮合わせを行い確認している状態です）

弊社のエブリイワゴン軽キャンパーカスタムは4人乗りの通常使用はもちろん、ベッド展開も簡単で使用方法に合わせて様々な使い方が可能です。今回ご依頼頂いたお客様は扇風機や網戸+カーテンをオプションとして選んで頂き、より機能的で使いやすい軽キャンパーに仕上がりました。

施工完了後にはご都合の良いタイミングで軽キャンパーカスタムが完了した車両を引き取りに来て頂き、お引渡しを行います。車両について問題が無いかどうかをご確認頂き、もし不明点等ございました場合もその場でお気軽にお聞き頂けます。

問題なくお引渡しが完了した後には契約時にお支払い頂いた半金の残りを現金もしくはクレジットでお支払い頂きます。

お引渡し後「1年間の保証」がございます。もし何か不具合等を感じた際には些細な事でも構いませんのでお気軽にご連絡ください。また保証期間を過ぎていても経年劣化による素材の交換や調整など賜りますのでご相談ください。（場合によっては費用がかかる場合がございます。詳細はお問い合わせください）